December 15, 2010

iTunesStoreで洲崎パラダイス

iTunesStoreで旧遊廓地帯・州崎を舞台とした『洲崎パラダイス 赤信号』を借りた。1956年(昭和31年)封切りのこの映画は売春防止法施行の二年前...。そういえばKai-Wai 散策の『洲崎の生き残り』はストリートビューで見られるが、『東京紅団・洲崎遊廓跡を歩く』に掲載されている遊廓建築の一つは遊廓様式を表象する装飾が剥がされ、周囲に同化しているのがストリートビューで認められた。恐らくは半世紀を過ぎてもなお好奇の目で見られるのに嫌気が差したのだろう。

iTunes-Cinema01.jpgと云うことで隠れた名画を探すにはiTunesStoreのホーム画面・クィックリンクのブラウズから行なう。
映画からジャンルを選択、アーティストを最優先させると監督別にリストアップされる。


そんな訳で川島雄三監督作品の『洲崎パラダイス 赤信号』を見つけ、予告編の昭和31年の勝鬨橋のシーンを見て...これは借りるべし...と思ったのである。邦画旧作のレンタル料金200円なら...迷うことなく気楽に借りられるので、ついこれも借りてしまった。

Posted by S.Igarashi at December 15, 2010 01:34 AM
コメント

Niijimaさん、どうもです。

『洲崎の生き残り』から東に行った処にある件の遊郭的建築ですが、その前を向こうから歩いてくる怪しいマスク姿の女性四人、車が通りすぎるときにカメラ目線になってますが、マスクしている為か顔にモヤモヤが掛かってません。恐らく昨年の新型インフルエンザ対策の時期にストリートビューが撮影されたものではと妄想してます。件の遊郭的建築も塗り替えられた壁等から推測すると比較的最近の様ですね。
>今村監督
『洲崎パラダイス 赤信号』は氏の助監督時代の仕事ですね。小沢昭一が蕎麦屋の出前役で出演してますが、今で云うと「ちゃらい奴」で江戸弁の訛り...が残るしゃべり方が妙に懐かしい。

Posted by: iGa at December 18, 2010 09:23 AM

いやぁ、件の遊郭的建築が改修されていたとは存じませんでした。数年前に写真を撮っておいたので、わたしの記憶のなかでは生き続けてくれますが、、、ちょっと残念ですね。
川島監督作品(だけではありませんが)まだラインナップが少ない(もう1点「しとやかな獣」だけ)ので、今後の充実を期待したいです。
わたしは今村監督の「ええじゃないか」をレンタルしようと思っています。

Posted by: M.Niijima at December 17, 2010 10:48 PM