June 12, 2009

岩波文庫・読書のすすめ

奥付には非売品とあるが「岩波文庫フェア」のいわゆる販促品、平積みにされ『御自由にお持ちください』とあった。それだけ手にして、そのまま何も買わないで帰るのは、小心者なので気が引け「線路を楽しむ鉄道学」も買ったのである。
と云うことで「岩波文庫・読書のすすめ」第13集は八人による読書にまつわるエッセーが書かれている。面白いのは、オバマ、Internet、iPod、Amazon、ブックオフ等々、やはり2009年という時代を表象する言葉がそれぞれのエッセーに表れていることだろう。そういえば最近読んだ岩波文庫は永井荷風の濹東奇譚であった。

目次
リンカーンを究極の師として --私の演説修行------秋葉忠利
お天道様と米の飯と岩波文庫---------------------------伊藤比呂美
感性の人、感情の人 --『論語』の中の孔子---------川合康三
ぐうぜん、うたがう、読書のすすめ-------------------川上未映子
読んだことのない本について考える-------------------塩川徹也
『山猫』の舞台としてのシチリアの館----------------陣内秀信
空に雲、手に文庫本--------------------------------------林 望
想像する洋書の中の洋風景------------------------------楊 逸

Posted by S.Igarashi at June 12, 2009 10:08 PM
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