先週、横須賀美術館を見てきた。特に開催中の「澁澤龍彦 幻想美術館」を見たかった訳でもはなく、神奈川県立近代美術館-鎌倉の「アントニン&ノエミ・レーモンド」を見に行った足で、ちょっと横須賀までと思い立った。
1階の企画展示室を繋ぐ廊下から浦賀水道を航行する貨物船を見ていたら、係員の女性が『日没後の天窓も色が、、、奇麗ですよ。』と教えてくれた。
なるほど、時間限定だけど、タレル的な孔々である。建物を構成するニュートラルなマテリアルがより一層の効果を生んでいるように見える。(念の為、壁は白ですが、照明の色温度の関係で赤みを帯びて、それが青の補色効果を強調しているようです。)
と云うことで肝心の展覧会ですが、『澁澤龍彦 幻想美術館』は表現者として、ディレッタントしての澁澤龍彦と昭和の時代を俯瞰的に観るには良い企画だと思います。何か1970年代というか昭和40年代のユリイカや現代思想、美術手帖等の雑誌を観ているようで、時代がプレイバックしているように思えました。最初の展示物がジャン・コクトーの「大股開き」続いて、マン・レイのサド公爵、、後は、ご想像を、、、。
Posted by S.Igarashi at October 23, 2007 09:48 AMDETAIL JAPANから、こんなお知らせがありました。
■文化の日 無料開館のお知らせ
芸術の秋に合わせて、気軽に横須賀美術館をお楽しみいただきますよう、
下記のとおり、無料開館を実施いたします。
この機会に、皆様お誘い合わせの上、是非ご来館ください。
無料開館日:平成19年11月3日(土) 文化の日
開館時間 :10時〜18時
展覧会 :企画展「澁澤龍彦−幻想美術館」
所蔵品展「小特集 織田一麿《東京風景》」
谷内六郎館「週刊新潮表紙絵展 1960−1961」
詳しくはこちら▼
http://e-mail.detailjapan.com/?4_36063_1192_2
ikeさん、ご無沙汰です。
レイモンド展の会期一ヶ月強はちょっと短いですね。
最近、博物館は手持ちフラッシュ無しなら撮影OKの所が増えましたが、美術館は相変わらずですね。
ごぶさたです。レーモンドは逃しました。。
私も撮影禁止を知らなくて写真を撮ってたら係員の方が注意をしに寄ってきました。作品があるところならまだしも、通路とか窓を撮っているだけなのにヘンですよね。
nOzさん、どうもです。
海は北東に向いているので夕日は期待出来ませんが、日没後の空が藍色に染まってゆく時間帯が「海底美術館」の見頃ですね。因みに展示室だけでなく館内すべて撮影禁止、こんな写真を撮っただけでもガードマンに叱られました。これは諸外国の美術館を見習って欲しいですね。
ほんとだ、きれいですね。
タレル的な孔だけ見れば海底美術館みたいだ。
そうですね。この窓からアメリカ海軍横須賀基地に寄港する航空母艦が観られたら、ちょっとシュールですね。
Posted by: iGa at October 23, 2007 11:06 AM ikenouchi さんの「一年三六五枚」でも話題になっていましたね。
http://ikenouchi.exblog.jp/6235565/