Mel Tormeの"SUNDAY IN NEW YORK"を探していたのだが、幾ら検索しても見つからない筈である。アルバムタイトルがSongs of New Yorkと変更されていたのだ。その上、CDジャケットもオリジナル盤とは打って変わって味気のない写真である。オリジナル盤のレコードジャケットをそのまま採用した国内盤は1975年くらいにリリースされている。やはりジャケットデザインは時代を写す鏡でもある訳なのでオリジナルを守って欲しい。因みにレコーディングは1963年の12月、スタジオはニューヨークではなく、ロスアンゼルスである。それもその筈でタイトル曲がMGM映画「ニューヨークの休日」のサウンドトラック・テーマと云うことから、ロス在住のスタジオミュージシャンが参加してのアルバムであろう。内容はニューヨークをテーマにしたブロードウェイ・ミュージカルの挿入歌からスタンダードとして唄われるようになったものが多くを占めている。2曲目のバースから入る「ニューヨークの秋」をラジオで聴いたのがLPを買った動機、そしてサラ・ヴォーンとは一味違った「バードランドの子守歌」も粋である。ニューヨークがコスモポリスとして世界中の人々の憧れだった時代の音楽である。
ホントにこのCDは海賊版みたいな安っぽいデザインに見えて嫌ですね。
これじゃぁ〜「ニューヨークの休日」をイメージできませんね。
"SUNDAY IN NEW YORK"のジャケットをはじめて見る私でさえ、ガッカリ(;_;)
Posted by: nOz at September 25, 2005 01:34 PM