July 24, 2005

消費されるART

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今年の3月、静岡からの帰りに立ち寄った箱根のポーラ美術館であるが、全てに亘って頭に浮かぶは消費の二文字。駐車場、入場料、カフェ、レストラン、ミュージアムショップ、等々、日本一お金の掛かる美術館であろう。因みにコレクションは今更ながら日本人好みの印象派である。スノビズムを満喫したい人には良いだろうが、そうでない人は行く必要はないだろう。

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森に沈められた建築は設計・日建設計、施工・竹中工務店と、とても奇麗すぎるくらい良くできている。

Posted by S.Igarashi at July 24, 2005 02:19 PM
コメント

林檎家さんコメント有り難うございます。
人里離れた場所を選んで建築されていることから、社会から隔離された新興宗教施設に通じる虚構性をこの建物に感じてしまいます。それが経営母体の化粧品会社の企業理念と案外共通するところがあるようにも思えます。自由経済市場と一線を画した訪問販売で再販価格を維持し利潤を確保するにはブランドイメージが何よりも優先されることでしょう。やはり、そうしたところに共通の虚構性を見てしまいます。

Posted by: iGa at July 29, 2005 10:23 PM

『消費されるART』
このタイトルに、なるほど!、と思いました。

Posted by: 林檎家 at July 26, 2005 09:11 AM