F1がおかしい、BAR.HONDAの二戦連続出場停止はF1崩壊の序章のように思える。既にフェラーリを除くマニファクチャー5社はF1に替わるモータースポーツを検討している。結局、今回の問題でも明解な規定がないまま、FIAがルールブックであるという専制君主的統治が明確にされたが、要するに問題はFIAを牛耳る少数の者による利益の独占に尽きるのではないか、FIAの反対勢力にフェラーリが参加していないのは、フェラーリの監督であるジャン・トッドが将来のFIA会長候補だからと云う噂も絶えない。今回のBAR.HONDAに対するペナルティもBAR代表のニック・フライが将来FIA会長選に出馬するらしいから、その前に叩きのめそうという穿った噺もある。そうこうするうちに今度はトヨタがライセンスの届けを忘れたまま今年のF1 に参戦していたことが分かった。規則に従えば獲得した全てのポイントが失効することになる。しかしFIAはこれを咎めるつもりはない。相変わらずフェラーリはFIAの定めたテスト日数を無視してテストを行っているし、FormなきFormula1には明日がなさそうである。
Posted by S.Igarashi at May 18, 2005 11:16 AM