子供の頃に読んだ杉浦茂の漫画に自分ではらわたを取り出して川でジャブジャブ洗ってから元に戻して、あーすっきりしたと云う、実に荒唐無稽な描写があった。二日酔いでボロ雑巾状態の時などは、杉浦茂の漫画みたいに、自分で胃や腸を洗うことができればどんなにすっきりするだろう、と思うことがある。
「洗えない洗濯機」とは洗濯物が洗えないと云うことではなく、洗濯機を洗えないと云うことである。あの、ダイソン先生のサイクロン掃除機なんか、ゴミと排気が分離するし、手入れも簡単そうに見える。あのくらい機構がシンプルな洗濯機があってもよさそうであるが、国内生産されているいわゆるコンシューマ向けの洗濯機はメンテナンスができない仕組みになっている。一番、汚れる洗濯槽の内側が洗えないのだ。お尻だって洗える時代、洗濯機だって洗って欲しいと思っているだろう。家電メーカーと洗剤メーカーが談合しているか知らないが、洗濯機用洗剤という訳の判らない商品もあり、これが結構な値段なのだが、効果は隔靴掻痒、実に心もとない。
お父さんのパンツを箸でつまんで洗濯機に放り込んでいる人の洗濯槽はどうなっているのでしょうか。
手間がかかるけれど昔の二層式は洗濯槽の裏の汚れが循環することはなかっったですね。全自動という便利さと引き換えに非衛生を掴まされた訳です。
今朝の新聞の折り込みに「おそうじ本舗」なるチラシがありました。洗濯槽クリーニング・キャンペーンとかで、12,000-円もかかるんだそうです。
http://www.osoujihonpo.com/menu/laundry.html