昨夜放送のETV特集戦場から伝えるもの 〜フリー映像ジャーナリストたちの記録〜はオリンピック報道の影に隠れていたが見応えのある内容であった。(残念ながら現時点で再放送の予定なし。)
番組の進行役には東京外国語大学の西谷修氏が起用され、立命館大学国際平和ミュージアムで開催された世界の戦場から・写真展に出展の11人のフォトジャーナリストのうち、豊田直巳、広河隆一、森住卓、亀山亮、古居みずえ(敬称略)、へのインタビューや同行取材を交えて、メディアのあり方、ジャーナリズムの意義を問うものである。
ジャーナリストとして戦場に赴く、彼らの動機づけに共通するものは、「現在、世界で何が起きているのか、真実を知りたいという欲求と、それを伝えねばならないという義務感」である。
戦場で生活する人々にとって、戦争が日常である。日常生活に戦争が入り込んでいる現実を生活感を含めて映像に記録すること、「心を開いて被写体となってくれた人々に対する義務として、その映像をより多くの人々に伝えること」が彼らのジャーナリストとしての自己責任なのだろう。
岩波フォト・ドキュメンタリー/世界の戦場から
岩波書店イベント情報に 世界の戦場から 特別展示「戦火のイラク」が東京都美術館で 8月21日(土)〜30日(月)まで開催される情報が掲載。(なお東京都美術館のサイトには写真展の情報はない。)また広河隆一氏は8月17日(火) 13:20〜13:55放送のテレビ朝日系列「徹子の部屋」に出演予定。
広河隆一通信
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