金平茂紀氏のホワイトハウスから徒歩5分が面白い。2002年11月1日から始まったこの「個人マガジン」は高野孟氏が主宰する電子情報誌「東京万華鏡」に掲載されているコラムである。
金平茂紀氏はかってTBSのモスクワ特派員としてソヴィエト連邦崩壊を現地モスクワから伝えた記者である。当時TBSの報道番組を見ていた人なら、あの人かとその風貌を思いだすだろう。その後、テレビの表舞台から姿を見せなくなったが、再びワシントン特派員としてテレビ画面に登場するようになった。最近ではコリン・パウエルへのインタビューでイラクで拘束された三人について「日本はあの三人を誇りに思って良い。」の発言を引きだしている。
ともかく「ホワイトハウスから徒歩5分」の「過去の記事」で2002年11月1日のコラムから読むことを薦める。特に2002年11月12日のチョムスキーの『偽善者とは他人に課している基準を自分には課さない人間のことだ』を引用した「まともな主張がまともでないように見える社会」を読んで欲しい。