May 05, 2004

システムソフト電子辞典 MacOS X

システムソフト電子辞典のMacOSX版がリリースされたので先月出掛けたついでに新宿のヨドバシカメラで「システムソフト電子辞典シリーズ・ビジネスセット3(広辞苑第五版・リーダーズ英和辞典・現代用語の基礎知識)」(定価20,790円、ヨドバシ価格15,540円)を購入した。事前にyodobashi.comで価格と在庫を調べ、ポイント残高も8500円分位あるので常時在庫のある新宿西口店で買うことに決めておいたものだ。システムソフト電子辞典は前から使っていたもので、MacOSXではクラシック環境のMacOS9でも使えていたが、G4もiBookもハードディスクを更新したときからMacOS9を使う頻度が減ったので再インストールしていなかった。その替わりにMacOSXに対応したエルゴソフトのEGBRIDGE14とEGWORD13に付属している電子辞書を専ら使用していた。それでも、やっぱり広辞苑は使いたいのでMacOSX版がリリースされるのを待っていた。以前使っていたシステムソフト電子辞典は広辞苑第四版、岩波国語辞典、研究社新英和・新和英中辞典なのだが、新しい「システムソフト電子辞典シリーズ・ビジネスセット3」には和英辞典がない、別に買い求めなければいけないのか疑問に思っていた。

システムソフト電子辞典の「辞典のグループ化」機能を用いると一つの検索キーワードでグループ化された辞典全てを検索できるので、広辞苑第五版・リーダーズ英和辞典・現代用語の基礎知識を一つのグループとした。と云うか「辞典のグループ化」をしないと出来ないことが問題かな?

「システムソフト電子辞典シリーズ・ビジネスセット3」使ってみると和英辞典がセットされていない理由が解った。つまり、見出し語だけの検索だけでなく解説文の内容も検索対象になっているので和英辞典が不要になっている。これもハードウェアの進化、具体的にCPUの高速化と大容量のハードディスクの賜物であろう。

と云うことで一回の操作で幾つもの辞書を調べられるのはオンライン辞書の最大の利点でもある。
しかし、アイコンのデザインがとてもダサい。

因みに製品はMacOSX版とWindowsXP版のCD-ROM二枚組となっている。こちらがWindows版のシステムソフト電子辞典である。

システムソフト電子辞典に名前だけ残っているシステムソフトであるが、かってはクラリスやアドビの日本総代理店を務めるなど、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いがあったが、バブルの終焉や外国企業の日本法人の設立によって、国内の独占的販売権を失い、凋落の一途を辿っていった。システムソフトでGoogle検索した結果、ゲーム製品関係はSystemSoft Alpha Corporationがシステムソフトのロゴを継承しているが、コーエーから著作権侵害で訴えられている記事もある。そして唯一残ったパッケージ製品のシステムソフト電子辞典シリーズはロゴヴィスタ株式会社に権利を移譲している。
本体のシステムソフトは倒産して消えてしまったのかと思っていたが、どっこい事業の再構築をしてシステムエンジニアリングの企業として再出発しているようである。

Posted by S.Igarashi at May 5, 2004 11:02 AM | トラックバック
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