ビッチェズブリュの時期のセッションを集めた4枚組CDに収められているのが、冗長で緩慢で、悪く言えばだらだらやっている感じの演奏だったのにびっくり。裏を返せばテオマセロの編集というものがいかに効果的なものだったのかということなんですが、かのグレングールドも自らの演奏のレコード化に際して、かなり細かなツギハギ編集をしていたというのもありますから、なにかそこには時代的な大きなベクトルさえも感じてしまいますね。 そうかあ、イーノもねえ。やっぱり、という感じです。