Comment: Stencil-Font

1970年、初めての洋行の折り、パリのエコールドボザールの前の画材屋にコルビジェのステンシルを求めて行った。
パリ在中の先輩にどこで手に入るのか聞いて、あそこならということで行ってみたのだ。
その金属製のステンシル(たしか、この手のものをメタルと言っていたと思う)はあったのだが、そこの女店員が概ね次のようにのたまうのだ。「これはコルビジェのとは違う。お前は日本人か。とにかく、これはコルビジェのとは違う」というのだ。それじゃ、どうすれば、どこにコルビジェのは手に入るんだ、といっても分からない。
とにかく、それでもいいから.....と手に入れた。というわけでコルビジェのとは違うのを持っている。
とにかくデジタル時代のコルビジェ・フォントはちゃんと由緒正しきもんが欲しいですね。もちろんコルビジェと言わない限り、版権もなさそうだし。

Posted by AKi at January 4, 2004 09:35 PM